目星と調味料のススメ

全然グルメじゃないブログ

プラスチックのストローを禁止すれば環境は良くなるのか

f:id:meboshi:20190226185521j:plain

最近、プラスチックのストローが悪者扱いされてるようだ。

スーパーのレジ袋の時と同じような感じで、これからだんだん減っていくんだろうな。

ことの発端は、プラスチックのストローを海に捨てたりする人たちがいることがあげられるようだ。

プラスチックのストロー自体に、何か悪いことがあるわけじゃあないんだけど、マナーを守らない人たちがいる、ということらしい。

マナーを守らない人が海へポイ捨てしたストローを、魚とかカメとか動物が食べちゃったり、分解されづらくて環境を破壊したり、というわけだね。

レジ袋も、クラゲと見た目が似ていて食べられてしまうという。

環境汚染も問題だ。

だから、そもそもストローを使わないとか、プラスチックではなく、分解されて自然に還るような材質でストローを作るとかいう流れになっている。

「ストローを海や川へポイ捨てさせない」

というようなシステムを作ることは不可能だから、

「ポイ捨てしても良いストローにする」

という方法を取らざるを得ない。

これ自体は、良い取り組みだよね。

環境を良くしていこう、という姿勢も見える。

しかし、少し前に、大手のとあるファミリーレストランでは、

「店内で使うストローの材質を全部かえる」

という発表をしていた。

これについては、ちょっと疑問があるんだよな。

リサイクルと環境のねだん (いくらかな? 社会がみえるねだんのはなし)

リサイクルと環境のねだん (いくらかな? 社会がみえるねだんのはなし)

 

なんのためにストローの材質を変えるのか

ファミレスのストローの材質を変えるって言ってもさ、これ、なんのためにこんなことするんだろうな。

ファミレスのストローなんて、海に捨てたりとか関係ないし、山だろうが街だろうがポイ捨て自体関係ないじゃん。

ファミレスからこっそり持ち帰って、そこらへんに捨てたりするのがいるのか?

「お持ち帰りメニュー」とかがあるのだろうか。

しかも、その発表をしたファミレスでは、わざわざストローを欲しい旨を店員に伝えないともらえないようなのだ。

だから、

「よし、今日はあのファミレスで店員さんにストローをもらって、それをこっそり持ち帰って、海まで行ってポイ捨てしてこよう!」

みたいに決意を固めないと出来ないことだ。

それとも、そのファミレスではストローを捨てるときにちゃんとしたプラスチックの廃棄方法ではなく、分解されて自然に還らないとまずいような方法で捨てていたのか?

まあ、そんなことはありえないよな。

プラスチックから、新しい素材にすることで、コストも上がるらしい。

ストローを作るときのエネルギーとかだって、格段に上がるだろうから、そんなの環境にも良くないだろうし。

むしろ、環境破壊ですよ。

こういう風な捉え方をすると、世間では省エネを叫んでいるこのご時世に、全く正反対のことをしているように見えるんですけど。

単に、世間の人に対するアピールでは?

ところが、言い方ひとつで印象は全然違っちゃうんだな。

単純に、

「ちゃんと分解されて自然に還る、環境を破壊しないストローです!」

なんて言えば、環境に良さそうに思えるもんな。

確かに、海に捨てられるストローが、すぐに分解されて、生き物や環境にダメージを与えなかったら、それは素晴らしいことですよ。

エネルギーをかけても、新しい素材に置き換える価値はある。

「海の家」とか、海の近くにあるようなお店で売っているジュースのストローがその素材に置き換われば、それは素晴らしいことですよね。

でも、今しているのは、ファミレスの話なんですよ。

ファミリーレストランね。

これまでポイ捨てされていたストローが、その材質で作られるようになれば良いことなんだけどさ、ファミレスのストローなんて、ポイ捨てされてないじゃん。

ファミレスのストローがポイ捨てされてんのか?

スーパーとかコンビニで売っているような、パックのジュースについているストローとかだったら、そこらへんにポイ捨てされる状況は容易に想像できる。

それじゃあ、ファミレスの飲み物に使ったストローを、お店の外に捨てるような状況なんてあるのか?

ないじゃん。

ポイ捨てとか関係ないじゃん。

お店の中で使って、そのお店がちゃんとした方法で廃棄してるわけじゃん。

ちゃんとした方法で廃棄すれば、高いコストやエネルギーを使ってストローを置き換えるより、環境にも良いわけじゃん。

ファミレスにとっては、これでお客さんに

「私たちは環境問題にちゃんと取り組んでます」

アピールになるんだろうな。

「私たちのお店でお食事をすることで、あなたも環境に良いことをしてることになるんですよ」

アピールですね。

これで、たくさんのお客さんはそういうイメージを持っちゃうんだから。

どうすんのこれ。

「電気自動車は排気ガスを出さないので環境に良いです」

みたいなのと同じパターンだ。

そりゃあ、その自動車自体は排気ガス出さないけどさ。

「電気自動車やハイブリッドカーに買い替えたので、私は環境に良いことをしています」

とか思ってんのか?

周りの影響についても考えると

こういった事例は世の中にはたくさんある。

でも、こういうのにケチをつけていても、それが良いことかどうかもわからないしな。

むしろ、

「みんなの向上意欲を削ぐ」

みたいな感じで、ケチをつけるのも良くないことなのかもしれない。

実際の効果としては、

「大手のファミレスが始めることで、周りのストローへの意識を高める」

とか、

「ポイ捨てされていたストローを置き換えるきっかけになる」

とかもあるだろうからな。

大手の大企業だから、影響力も大きいだろう。

そう考えると、今だけ、一時的なことで文句をつけているけど、将来的には環境を良くする素晴らしい取り組み、ということになる。

アレ? ということは……。

僕が、目の前のことしか見えていないだけだったでは?

……。

やっぱり、大手ファミレスがプラスチックストロー廃止して正解だわ。

大々的な発表でアピールしたところも含めて。

僕が浅はかだったな。