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「行動経済学まんが ヘンテコノミクス」読んだよ

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「行動経済学まんが ヘンテコノミクス」

佐藤 雅彦、菅 俊一【原作】、高橋 秀明【画】

読んだよ。

タイトルの通り、行動経済学のマンガなんだ。

行動経済学って、馴染みのない人も多いと思うけど、その入門用にぴったりだね。

マンガだし、読みやすい。

行動経済学についての書籍はたくさんあるから、この本で興味がわいたら、そっちに手を伸ばすのも良いね。

行動経済学っていうのは、人間の心理的な経済行動について分析したものだ。

みんな、常に理想的な経済行動をとるとは限らない、ということなんだね。

経済学というより、心理学的なアプローチの分析だから、今まで経済学に触れたことのない人でも楽しく読めると思うよ。

行動経済学まんが ヘンテコノミクス

行動経済学まんが ヘンテコノミクス

  • 作者: 佐藤雅彦,菅俊一,高橋秀明
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2017/11/16
  • メディア: 単行本
  • Amazon.co.jp で詳細を見る
 

良かったところ

この本は、

「さあ、これから行動経済学を勉強するぞ!」

なんて、決意を決めて読む本ではない。

もちろん、そういう人が読んでも良いんだけど、そんなに肩肘張らなくても十分楽しめるよ。

ポイントは、

「別に行動経済学なんて知らないし、どうでも良いよ」

という人が読んでも良いところ。

読むことで、今まで意識してなかった判断ができるようになるんだ。

「あれ? 今まで気にしてなかったけど、これ、こっちの方が良さそうだな」

といった感じ。

この例えだと曖昧すぎるけど、これからの自分の判断に影響を与える本だということなんだ。

この本を読む前なら

「こっちの判断」

をしていたけど、読んだ後だと

「別の判断」

をしているだろう、というほど考えるきっかけを与えてくれるかもしれない。

ちょっと大げさに聞こえるかもしれないけど、そういうことだ。

自分が相手に判断を迫るような場面でも、その影響があるだろう。

相手の判断をコントロールするような状況を作り出せる力もつく。

ようは、物の見方が変わる、冷静に分析できるようになる、と言い換えても良いかもしれないな。

しかも、それがマンガ仕立てで楽しく読めるから、入門にはうってつけだ。

良くないところ

こんな調子で楽しく読み進めていたんだけど、マンガの部分は途中までなんだよね。

ほとんどは、ちゃんと漫画仕立てなんだけど。

あとは、マンガで載せられなかった部分が文章で説明してある。

これも、全部マンガで載っけて欲しかったね。

全体の出来が良いだけに。

このマンガは雑誌に連載されていたものをまとめたらしいから、載せられるものにも限りがあったんだろうな。

そう考えると、マンガにできなかった部分をおまけで説明してくれてあるんだから、良心的な作りだといって良いんだけど。

「最後の方は手抜きをして、漫画じゃなくて文章になっている」

みたいな見方をしちゃうとダメだぜ。

せっかくマンガになっていないところもわざわざ説明してくれてあるんだから。

ここで興味を持ったのなら、もっと専門的な行動経済学の書物に手を伸ばしてみるのが良いかな。

この本で基礎を勉強しておけば、難しい専門的な本を読んでも理解の助けになると思うよ。